イタチ駆除で業者が実際にやること|捕獲より、巣と穴の処理が本体
イタチ駆除は、追い出し・捕獲、清掃・消毒、侵入口の封鎖という3つの工程に分かれます。
この封鎖を省くと、同じ隙間からまた入られます。
大阪府はイタチが3センチメートル四方の穴から出入りできると案内しており、大阪市住吉区も3センチ(500円玉大)の隙間から侵入すると説明しています。
大東市も3センチ程度の隙間に侵入するとし、3センチ未満の網目の資材を推奨しています。
数値は国立環境研究所の分類によるもので、大阪府の案内と合わせて使っています。
大阪府と堺市は、グラスウール断熱材をほぐして営巣・子育てすることがあると案内しており、堺市はこのケースが増えていると説明しています。
東大阪市は、既存の穴や隙間を巣として使い、屋根裏や床下に住み着くとしています。
天井裏や床下の構造ごとの詳しい内容は、イタチの見分け方と駆除でまとめています。
イタチを自分で駆除するにはどうしたらいいですか?
結論として、捕獲には許可が必要です。
鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
狩猟鳥獣として指定されているのは「イタチ(オス)」で、平成29年9月からチョウセンイタチのメスのみが追加指定されました。
群馬県は狩猟の対象を「イタチはオスに限る」と明記しています。
ただし、狩猟鳥獣であっても住宅の被害を理由に捕獲する場合は、市町村長等の許可が要ります(大阪府、北九州市、東大阪市)。
許可なく鳥獣を捕獲すると、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります(栃木市)。
一方、ネズミ(クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ)は法律の対象外で、自分で駆除できます。
同じ天井裏の生き物でも、イタチとネズミでは扱いがまったく違います。
許可を取って自分で捕獲する場合に課される条件
捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。
栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要です。
わなは1日1回以上の見回りが義務づけられており、対象以外の動物がかかった場合は直ちに放獣するとされています。
ホームセンターで買える範囲で、どこまで終わるか
市販品で買えるのは、追い出しと封鎖のための資材です。
捕獲は許可の対象になるため、わなを自分で仕掛けることはできません。
資材を選ぶときは、大東市が推奨する3センチ未満の網目という条件が目安になります。
追い出した後に戻らせないための具体的な手順は、イタチが来なくなる方法で扱っています。
イタチ駆除は市役所に相談できるか|名前の出ている自治体の条件
町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています。
ただし消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできません。
町田市は民間業者の相談先として、公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っていますが、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります。
栃木市は捕獲許可の申請窓口を公表しており、提出期限と見回りの義務が定められています。
ここで挙げた事業は町田市・板橋区・栃木市のものです。
ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。
名前の出た自治体の事業でも、封鎖と消毒は自己負担として残る点は、依頼先を分ける判断材料になります。
自治体の制度全般については、自治体の制度にまとめています。
イタチ駆除の費用は何で動くか|各社が公表している条件
害獣駆除パートナーは、料金が「作業面積」「被害の程度(小被害〜大被害)」によって変わると自社サイトで案内しています。
駆除ザウルスは、料金が「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「被害状況」「建物の構造」によって変わると案内しています。
ホームスターは、料金が「建物の広さ(平米数)」「侵入口の箇所数」「隙間の大きさ」によって変わると案内しています。
駆除ザウルスとアサンテの料金表示の多くは「〜円から」という最低条件の価格で、条件によって金額が上がる形になっています。
アサンテは、料金が「床下の広さ(㎡)」によって変わると案内しており、シロアリを料金表示の対象に挙げています。
一軒家で侵入口が複数ある場合、箇所数が金額を動かす要素として公表されています。
ここに挙げた業者の情報は各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
費用の考え方全般は、費用の考え方で整理しています。
見積りで確認する項目|イタチの見積りで抜けやすいところ
侵入口の箇所数が見積書に数で書かれているかは、確認したい点です。
駆除ザウルスとホームスターは、箇所数を料金の変動要素として公表しています。
封鎖に使う資材の網目が3センチ未満かどうかは、大東市の推奨する基準です。
断熱材の撤去・交換が含まれるかも確認が必要です。
大阪府と堺市は、断熱材をほぐして営巣すると案内しています。
消毒・消臭が見積りに入っているか、別料金かも見ておきたいところです。
害獣駆除パートナー・ホームスター・駆除ザウルス・アサンテは、いずれも現地調査を無料と自社サイトで案内しています。
調査前に金額が出る見積りは、中身を確認する材料にはなりません。
相談から施工までの流れは、どこで止まるか
現地調査、見積り、施工という順で進み、封鎖まで含むかどうかが契約の範囲を分けます。
封鎖をしないと再発するという工程上の関係から、契約範囲の確認が必要になります。
業者の選び方はいい業者の見つけ方、各社の違いは駆除業者の比較で見られます。
清掃・消毒・消臭はどこまで頼むか|イタチは臭気が残る
イタチは肛門腺から強い臭気を出します。
大阪市住吉区は、天井裏を走り回る騒音と、尿・糞の臭いを被害として挙げています。
堺市は、天井裏の騒音、糞尿の臭気、台所や店舗への侵入を被害として挙げています。
南あわじ市は足音・鳴き声の騒音、建材の破損、排せつ物の悪臭を被害として挙げています。
大東市はイタチによるノミ被害にも言及しています。
町田市は消毒を自己負担とし、板橋区はふん尿の撤去と消毒を区の事業の対象外としています。
自治体の事業を使う場合でも、清掃・消毒は別に依頼先を決めることになります。
体調に不安があるときは、医療機関へ相談してください。
保証は年数より、イタチが対象に入っているかで見る
害獣駆除パートナーは最長5年と案内し、保証の対象に「ネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリ」を挙げています。
施工後3カ月以内の再発は無償で何度でも、4カ月目から5年以内の再発は1度に限り無償という条件です。
駆除ザウルスは最長10年と案内しつつ、イタチ・テン・ネズミ・コウモリ・ムクドリ・トコジラミ・シロアリは最長5年とし、建物の構造等により前後することがあるとしています。
アサンテは最長5年と案内していますが、保証の対象はシロアリです。
エコ割安心プラン適用条件を満たし、保証期間中に2回(3年目・5年目)の定期点検を実施すること、点検を受けない場合は再処理や保証継続ができないことがあるという条件が付いています。
ホームスターは最長5年と案内し、ハクビシンは5年保証、ネズミは1年保証としています。
ハクビシンは駆除料金より10〜20%増し、ネズミは30〜50%増しと公表しています。
年数の数字だけでは比べられず、対象の動物・条件・追加料金の有無まで揃えて見る必要があります。
ランキングや口コミより先に見るもの|公表されている条件で絞る
現地調査が無料かどうかは、害獣駆除パートナー・ホームスター・駆除ザウルス・アサンテがいずれも自社サイトで公表しています。
「〜円から」という最低条件の価格表示があること(駆除ザウルス・アサンテ)は、見積り前に総額を判断できない理由になります。
保証対象に自分の獣種が入っているかは、契約前に確認したい項目です。
町田市は民間業者の相談先として、公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
自治体が示している窓口も、相談先のひとつになります。
ここで挙げた内容は各社が公表している情報で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
急いだほうがいい時期と、依頼を決める判断
東大阪市は、イタチが1年中活動し、都市部では昼夜とも活動すると案内しています。
音のする時間帯だけで、在・不在は判断できません。
堺市はイタチの出産期を4月頃〜8月頃、年1回5〜6頭としています。
南あわじ市は3月〜5月頃としており、両者で時期が食い違います。
子がいる時期は、追い出しだけで終わらず巣と断熱材の処理が残ります。
これは依頼の時期を早める理由になります。
ただし、天井裏の音が動物とは限りません。
木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがあります(住まいるダイヤル)。
音の正体を絞りたい場合は、屋根裏で音がする。正体を音から絞るや音がするも参考になります。
住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています。
現地調査を無料と公表している業者もあるため、音の原因が特定できない段階でも、調査から始めることができます。
