シロアリ駆除は、家の何を止める作業なのか
シロアリ被害でよく見つかるのは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種です。
この2種は被害の規模も対処も異なります。
床下の湿気が多い場所に発生しやすく、家の中でも条件がそろった場所から被害が広がります。
この記事では、予防や点検の話ではなく、すでに羽アリやサインが出たあとの「駆除」に絞って説明します。
予防や自己点検について知りたい方は、シロアリ予防は必要か|自分でできる対策と点検の要点をご覧ください。
薬剤による処理の効果は一般に5年程度とされており、年数が経てば再施工が必要になります。
シロアリがいるサインは何ですか?
もっとも分かりやすいサインは羽アリです。
発生時期はヤマトシロアリが4〜5月、イエシロアリが6〜7月とされています。
見た月によって、どちらの種類かを絞る手がかりになります。
もう一つの手がかりは場所です。
床下の湿気が多い場所に発生しやすいため、確認はまず床下から始めることになります。
羽アリを見た時期で、疑う種類が変わる
ヤマトシロアリは4〜5月、イエシロアリは6〜7月に羽アリが発生するとされています。
この時期の違いが、どちらの種類かを判断する最初の手がかりになります。
2種は被害の規模と対処が異なるため、時期を記録しておくことに意味があります。
床下の湿気が多い場所から確認する
シロアリは床下の湿気が多い場所に発生しやすい性質があります。
羽アリを見た場所と合わせて、床下の状態を確認することが次の手順になります。
シロアリが1匹出たらどうすればいいですか?
まず、見た日付と場所を記録してください。
発生時期はヤマトシロアリが4〜5月、イエシロアリが6〜7月とされているため、日付から種類を絞る材料になります。
次に、同じ家の中で床下の湿気が多い場所がないかを確認します。
発生しやすい条件が重なる場所ほど、ほかにも潜んでいる可能性があります。
2種は被害の規模と対処が異なるため、1匹を見ただけでは結論を出せません。
1匹だけで判断せず、記録した時期と場所をもとに範囲を確認することが先になります。
シロアリは自分で駆除できますか?
結論から言うと、手続きの面と作業の面を分けて考える必要があります。
手続きの面では、許可はいらない
鳥獣保護管理法は、対象となる鳥獣を許可なく捕獲・殺傷することを禁じています。
シロアリは鳥獣ではないため、この法律の対象にはなりません。
なお、いえねずみ類3種(クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ)は、環境省により同法の対象外とされており、こちらも許可なく自力で駆除できます。
作業の面で、自分の手が届く範囲
手続き上できることと、作業として実際に届くことは別の話です。
床下の湿気が多い場所に発生しやすいため、作業の中心は床下になります。
薬剤を床下の必要な範囲に行き渡らせる作業で、2種は被害の規模と対処が異なるため、範囲の見極めが難しい部分です。
自分でやった後に残る問題
薬剤処理の効果は一般に5年程度とされ、年数が経てば再施工が必要になります。
自分で処理した場合、業者が案内している保証の対象にはなりません。
保証は各社が条件を定めて案内しているもので、この点は後の見出しで具体的に扱います。
「シロアリ駆除は必要ない」と言われるのは、どういう話か
この言葉の背景には、床下の湿気が多い場所に発生しやすいという条件があります。
湿気の条件がそろっていない家では、状況が違う場合があります。
また、ヤマトシロアリとイエシロアリでは被害の規模と対処が異なるため、一括りには語れません。
薬剤処理の効果は一般に5年程度とされるため、過去に処理した家でも年数が経てば状況が変わります。
現地調査を無料と案内している業者もあり、アサンテ、駆除ザウルスがいずれも自社サイトでこの案内をしています。
この業者情報は各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
判断に迷う場合は、現地調査で状態を確認してもらうのが現実的な進め方です。
駆除の料金は、何で変わるのか
料金は一律ではなく、建物の状態によって変わります。
アサンテは、料金が床下の広さ(㎡)によって変わると自社サイトで案内しています。
駆除ザウルスは、建物の広さ・侵入口の箇所数・被害状況・建物の構造によって変わると案内しています。
両社とも表示の多くは「〜円から」という最低条件の価格で、条件次第で金額は上がります。
アサンテはシロアリを、駆除ザウルスはシロアリおよびシロアリ保険(任意加入)を料金表示の対象に挙げています。
これらは各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
見積もりを比べるときは、総額だけでなく、上に挙げた変動要因が見積書に書かれているかを確認してください。
料金の考え方全般は費用の考え方でも扱っています。
保証は「最長5年」の数字だけでは比べられない
保証期間の数字だけを見ても、内容までは分かりません。
アサンテは保証期間を最長5年と案内し、対象として「シロアリ」を挙げています。
その条件として、エコ割安心プラン適用条件を満たす場合に限り、保証期間中に2回(3年目・5年目)の定期点検を実施するとしています。
点検を受けない場合は、再処理や保証継続ができないことがあると書かれています。
駆除ザウルスは保証期間を最長10年と案内し、そのうちシロアリは最長5年としています。
条件として「建物の構造等により前後することがある」と書かれています。
薬剤処理の効果は一般に5年程度とされるため、保証期間と再施工の時期を並べて見ておくことが大切です。
これらは各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
業者に依頼するとき、見積もりの前に伝えること
問い合わせの前に、手元に揃えておくと話が早い情報があります。
まず、羽アリを見た月です。
ヤマトシロアリは4〜5月、イエシロアリは6〜7月に発生するとされており、この違いが種類の手がかりになります。
次に、見つけた場所と、床下の湿気が気になる箇所を伝えてください。
過去に薬剤処理をしたことがあるか、何年前かも重要な情報です。
効果は一般に5年程度とされるため、経過年数が判断材料になります。
アサンテ、駆除ザウルスはいずれも現地調査を無料と自社サイトで案内しています。
賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによるため、着手前に確認してください。
業者選びの一般的な見方はいい業者の見つけ方と駆除業者の比較で扱っています。
自治体に相談できることと、できないこと
シロアリ駆除そのものを自治体が代行する制度は、ここに挙げた事実の中にはありません。
町田市は、民間業者の相談先として公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
この案内は町田市のもので、ほかの市区町村に同じ案内があるかは確認していません。
町田市のアライグマ・ハクビシン防除事業は対象の動物が定められた事業で、シロアリは対象に挙げられていません。
板橋区が平成29年度から行っている捕獲駆除事業も、対象はハクビシン・アライグマです。
自治体の制度は自治体ごとに条件が異なるため、お住まいの市区町村の担当課で確認してください。
自治体の制度全般は自治体の制度でも紹介しています。
なお、住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています。
施工方法そのものに疑問がある場合の相談先として利用できます。