結論から言うと、ハクビシン駆除を安く抑える一番の近道は、まず自治体のわな貸出・捕獲事業が使えるかを確認することです。
使えない部分(清掃消毒や侵入口の封鎖など)だけを業者に依頼すれば、総額を抑えやすくなります。
業者に依頼する場合は、見積りが追い出し・清掃消毒・封鎖のどこまでを含むかを先に確認してください。
駆除の全体の流れはハクビシン駆除の全体像にまとめています。
安い見積りを比べる前に|駆除料金は3工程のどこまでを含むかで変わる
ハクビシン駆除 安い、で探すと金額の比較に目が行きがちです。
ですが駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれています。
このうち侵入口の封鎖をしなければ被害が再発します。
追い出しだけの金額と、封鎖まで含めた金額を同じ土俵で比べることはできません。
見積りを受け取ったら、3工程のどれが含まれていて、どれが別料金なのかを先に確認してください。
具体的な金額の考え方は費用の考え方で扱っています。
料金が動く条件|各社が自社サイトで公表している変動要素
ハクビシン駆除 業者 安い、を探す人がまず見るべきは金額ではなく、金額が動く条件です。
ホームスターは、建物の広さ(平米数)・侵入口の箇所数・隙間の大きさで料金が変わると案内しています。
害獣駆除パートナーは、作業面積と被害の程度(小被害〜大被害)で料金が変わるとしています。
駆除ザウルスは、建物の広さ・侵入口の箇所数・被害状況・建物の構造で料金が変わるとしています。
アサンテは床下の広さ(㎡)で料金が変わるとしており、料金表示の対象としてシロアリを挙げています。
駆除ザウルスとアサンテの料金表示の多くは「〜円から」という最低条件の価格で、条件によって金額が上がる形になっています。
ここに挙げた内容は各社が自社サイトで公表している情報で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
現地調査は無料と案内されている|見積りで確定させる項目
アサンテ・害獣駆除パートナー・ホームスター・駆除ザウルスは、いずれも現地調査を無料と自社サイトで案内しています。
調査が無料でも、作業そのものは有料です。
調査の段階で、作業面積・侵入口の箇所数・被害の程度を見てもらい、内容を書面で出してもらうことが大切です。
害獣駆除パートナーは料金表示の対象にハクビシンを含み、ホームスターもハクビシンを対象に挙げています。
一方でアサンテが料金表示の対象に挙げているのはシロアリです。
依頼から施工までの流れ全体はハクビシン駆除の流れで確認できます。
保証を付けると金額が変わる|安さは保証の条件とセットで見る
ホームスターは、ハクビシンを5年保証、ネズミを1年保証としています。
保証を付けると、ハクビシンは駆除料金より10〜20%増し、ネズミは30〜50%増しになると案内しています。
害獣駆除パートナーは最長5年保証で、対象にネズミ・ハクビシン・アライグマ・イタチ・コウモリを挙げています。
施工後3カ月以内の再発は無償で何度でも、4カ月目から5年以内の再発は1度に限り無償としています。
駆除ザウルスは最長10年保証(イタチ・テン・ネズミ・コウモリ・ムクドリ・トコジラミ・シロアリは最長5年)で、建物の構造等により前後することがあるとしています。
アサンテは最長5年保証で、対象はシロアリです。
保証期間中に3年目・5年目の定期点検を受けない場合、再処理や保証継続ができないことがあるとしています。
保証は年数だけでなく、対象動物・回数・条件まで含めて比べる必要があります。
自治体の制度を使うと、どこまで費用が下がるか
ここで挙げるのは名前を出した自治体の事業で、ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。
自治体の制度は年度で変わることがあります。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。
自治体の制度全般は自治体の制度でも扱っています。
横浜市・千葉市・船橋市|捕獲や箱ワナの貸出に条件と期間がある
横浜でハクビシン駆除を安く済ませたい場合は、横浜市の制度を確認してください。
横浜市は住居内への侵入被害に限り、市契約業者による捕獲・回収を無料で行います。
庭での目撃や池の被害は対象外で、一人当たり2週間まで、年1回限りです。
千葉でハクビシン駆除を安く済ませたい場合は、千葉市の箱ワナ貸出が候補になります。
千葉市は生活被害を受けた人を対象に箱ワナを貸し出し、貸出期間は原則設置日から1か月間です。
船橋市はアライグマ・ハクビシン限定の捕獲用ワナを無料で貸し出しており、設置期間は最大8週間です。
町田市・板橋区・目黒区|無料でも消毒と封鎖は自己負担
町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行います。
ただし消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできません。
町田市は民間業者の相談先として、公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っています。
侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります。
目黒区は箱わなの貸出と捕獲動物の回収費用を負担しますが、糞尿の清掃・消毒と侵入口の封鎖は自己負担です。
区内在住・糞尿被害の実在・立会いが条件で、年度1回限りとなっています。
戸田市・狛江市・八王子市・上尾市|貸出条件と、市が対応しない範囲
埼玉でハクビシン駆除を安く済ませたい場合も、まず自治体の制度を確認するのが先です。
戸田市は箱わなによる捕獲を無料で実施しますが、初回設置時を除きエサは利用者が用意します。
狛江市の箱わな貸出は1日1回以上の見回りが条件で、貸出期間は原則3週間です。
八王子市は獣害対策課が、アライグマ・ハクビシン捕獲用の箱わなを貸し出しています。
上尾市は、屋内への住み着き等で市が対応できない場合は防除業者への相談が必要で、費用は自己負担と明記しています。
また、ハクビシンは被害がある場合のみ捕獲許可の対象で、目撃のみでは捕獲できないとしています。
自分でやれば安いのか|許可が要る作業と、要らない作業
鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
ハクビシンは狩猟鳥獣(獣類)に指定されていますが、住宅被害での捕獲には許可が必要です。
捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。
東京都内は23区が東京都環境局、多摩地区が東京都多摩環境事務所です。
東京都は、許可のない捕獲は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になるとしています。
栃木市では捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要で、わなは1日1回以上の見回りが義務づけられています。
対象以外の動物がかかった場合は直ちに放獣する必要があり、許可なく捕獲した場合は罰則を受ける可能性があります。
農林水産省は、ハクビシンにはノミやダニが付いており、それらが媒介する病気があるとしています。
東京都環境局は、アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症としてレプトスピラ症、E型肝炎、サルモネラ感染症、疥癬などを挙げています。
体調に不安があるときは医療機関へ相談してください。
ハクビシンを寄せる原因は何ですか?費用をかけずに減らせるもの
ハクビシンは雑食性で、果実や種子を好み、昆虫類、魚類、残飯等も食べます(国立環境研究所)。
果実を好むため、家庭菜園や果樹の被害も出ます。
農林水産省は、幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間があれば屋内に侵入できるとしています。
通風口などから住居内へ侵入する場合が多く、壁の隙間の有無が侵入されやすさに影響するとしています。
また、昭和30年代中頃から40年代後半に建築された建物で侵入率が最も高いとしています。
分厚い肉球を押し付けて挟むように上り下りするため、雨樋のような滑らかな柱でも登れます(農林水産省)。
顔の特徴などハクビシンの見分け方はハクビシンの見分け方と駆除で扱っています。
侵入口の具体的な塞ぎ方はハクビシン対策で解説しています。
ハクビシンは昼間どこにいる?
ハクビシンは夜行性です。
国立環境研究所は、昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩するとしています。
天井裏で出産・育児をする場合があります(農林水産省)。
国立環境研究所は出産期を3〜12月、産子数を1〜4頭としています。
来ないようにするために、無料でできること
果実の落果や残飯など、食べ物になるものを敷地に残さないことが基本です。
ハクビシンには同じ場所に排泄する習性(ためフン)があり、天井のシミや悪臭の原因になります。
シミや臭いの出ている場所を記録しておくと、業者に依頼したときの見積りの精度が上がります。
ハクビシンが怖がるものは何ですか?忌避剤と超音波で安く済むか
唐辛子に含まれるカプサイシンの匂いを嫌う傾向があるとされ、これを使った忌避剤が市販されています(害獣対策の窓口)。
超音波装置は、1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があると駆除業者自身が案内しています。
超音波が届く範囲には限界があり、1か所に置くだけでは足りない場合があるとも案内されています。
装置によって対象の動物が異なるため、ハクビシンに有効かどうかを事前に確認する必要があります。
グッズで追い出せても、侵入口を封鎖しなければ再発するため、グッズ代だけで終わらないことがあります。
撃退グッズの効き方と限界はハクビシン撃退グッズの効き方と限界で詳しく扱っています。
自分で払わずに済む場合|賃貸の取り決めと、動物ではない音・シミ
賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによります。
まず管理会社や貸主に連絡して、誰が手配し誰が払うかを確認してください。
木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがあります。
これは必ずしも施工上の瑕疵ではなく、木材の自然な性質による可能性があるとされています(住まいるダイヤル)。
マンションでは給排水管のウォーターハンマー音や、ポンプ・エレベーターの振動が固体伝搬音として聞こえる例も報告されています。
天井のシミや水音が雨漏りではなく、室内外の温度差による結露が原因の場合もあります。
音の正体を絞りたい場合は屋根裏で音がする。正体を音から絞るを参考にしてください。
住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています。
安い1社だけで決めないために|見積りを比べる順番
まず自治体の事業が使えるかを担当課に確認し、使える場合でも消毒と封鎖が自己負担になる範囲を確認してください。
次に業者には無料の現地調査を依頼し、3工程のどこまでが見積りに含まれるかを書面で確認します。
保証は年数ではなく、対象動物・回数・条件・料金への上乗せの有無で比べてください。
最後に、同じ条件(作業面積・侵入口の箇所数・被害の程度・封鎖の有無・保証の有無)を複数社に伝えて比較します。
業者選びの基準はハクビシン駆除業者の選び方、複数社の比較は駆除業者の比較、良い業者の見つけ方はいい業者の見つけ方で扱っています。
