アライグマ駆除で「時間帯」が問題になるのは、3つの場面
天井裏で音がする時刻を記録すること、わなを見回る時刻と設置できる期間、業者に相談できる時間帯と来てもらえる日。
「アライグマ駆除 時間帯」で気になる疑問は、この3つのどれかに当てはまります。
駆除の作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれており、封鎖をしないと同じ場所から再び入られます。
時間帯が関わるのはこの3工程の途中にある、記録・見回り・問い合わせという3つの場面です。
確認先もそれぞれ違い、記録は自分でつける、見回りの決まりは自治体の担当課、作業に来られる日は業者への問い合わせで確認します。
駆除の流れや許可の全体像は、アライグマ駆除|許可の要否・自治体の制度・業者の選び方にまとめています。
ここでは「時間帯」に絞って、順番に見ていきます。
音がする時間帯を、数日分メモしてから相談する
音に気づいたら、日付・何時台か・どの部屋の真上かを、同じ形式で数日分書き留めておきます。
相談先が自治体でも業者でも、この記録があると話が早く進みます。
ただし、夜間だけ聞こえる音が、動物以外の原因であることもあります。
木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがあり、必ずしも施工上の瑕疵ではなく木材の自然な性質による可能性があるとされています(出典:住まいるダイヤル)。
マンションでは、給排水管のウォーターハンマー音や、ポンプ・エレベーターの振動が固体伝搬音として聞こえる例も報告されています(出典:住まいるダイヤル)。
天井のシミや水音も、雨漏りではなく室内外の温度差による結露が原因の場合があります(出典:住まいるダイヤル)。
音の出る時刻が設備の稼働や気温の下がる時間と重なるなら、住宅側の相談先もあります。
住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています(出典:住宅リフォーム・紛争処理支援センター)。
動物の気配かどうかを音の種類から絞りたい場合は、屋根裏で音がする。正体を音から絞るや音がする(症状から調べる)もあわせてご覧ください。
アライグマは勝手に駆除してもいいですか?|夜に気づいても、先に来るのは申請
夜に天井裏で物音がしても、その場で捕まえてよいわけではありません。
鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。
栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書を提出する必要があります(出典:栃木市)。
許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります(出典:栃木市)。
アライグマは特定外来生物に指定されており、生きたままの運搬・飼養・放出も禁止されています。
この10日前という期限は栃木市のもので、ほかの市区町村で同じかどうかは確認していません。
法律上の扱いはアライグマは害獣か|法律上の扱いで詳しく扱っています。
わなの見回りは1日1回以上|毎日の時間を先に決めておく
わなを設置したあとも、時間帯の決まりが続きます。
栃木市では、わなは1日1回以上の見回りが義務づけられています(出典:栃木市)。
対象以外の動物がかかった場合は、直ちに放獣することになっています(出典:栃木市)。
見回りを毎日続けられる時刻を、設置の前に家族で決めておくことをすすめます。
朝の出勤前か、帰宅後かなど、無理なく続けられる時間を先に確保しておくと安心です。
これは栃木市の決まりであり、ほかの市区町村に同じ決まりがあるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、見回りの回数と対象の動物を確認してください。
自治体ごとの制度の違いは自治体の制度でも紹介しています。
町田市の防除事業は、わなの設置期間が最長3週間・延長なし
町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています(出典:町田市)。
ただし、わなの設置期間は最長3週間で延長はできません。消毒と侵入口の封鎖は自己負担です(出典:町田市)。
板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っていますが、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります(出典:板橋区)。
つまり、どちらの自治体でも、期間が終わったあとに清掃・消毒と封鎖が自分の手元に残ります。
この後の日程として、業者への連絡が必要になることを先に見込んでおくとよいでしょう。
ここで確認したのは町田市と板橋区の事業で、ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と期間を確認してください。
事業の対象範囲や従事者登録についてはアライグマ駆除|許可の要否・自治体の制度・業者の選び方で扱っています。
24時間受付と、作業に来られる時間帯は別のもの
「24時間」「即日」とうたうサイトを見ても、受付時間と実際に作業に来られる日時は別のものです。
問い合わせの受付時間、現地調査に来られる日時、実際の作業を行う日時を、ひとつずつ分けて聞くことをすすめます。
現地調査を無料と自社サイトで案内している例として、アサンテ、害獣駆除パートナー、ホームスター、駆除ザウルスがあります。
ここに挙げた業者の情報は、各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
夜間や早朝の対応可否、立ち会いが必要な時間の長さは、各社の公表情報では確認していません。
見積りの前に直接聞いて、書き留めておくことをすすめます。
業者を比べたい場合は駆除業者の比較、選び方の考え方はいい業者の見つけ方も参考になります。
天井裏の作業で、在宅が必要になる時間を聞いておく
追い出し・捕獲、清掃・消毒、侵入口の封鎖のどの工程で在宅が必要かは、業者によって違います。
工程ごとに在宅の要不要を確認しておくと、当日の時間の見込みが立てやすくなります。
犬や猫がいる家では、工程ごとの段取りがさらに変わる場合があります。犬猫がいる家で変わる段取りもあわせてご確認ください。
賃貸・アパートは、連絡する順番が先に来る
賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによります。
業者へ連絡する前に、管理会社または貸主へ連絡し、立ち会える時間帯を伝えておくことをすすめます。
連絡の順番を間違えると、後から費用負担でもめる原因になります。
料金が動く条件として各社が公表しているもの
金額そのものではなく、何によって料金が動くかを確認しておくと、見積りを比べやすくなります。
アサンテは、料金が「建物の広さ(面積)」「状況による追加料金の有無」によって変わると案内しています(出典:アサンテ)。
害獣駆除パートナーは、「作業面積」「被害の状況(小被害〜大被害)」によって変わると案内しています(出典:害獣駆除パートナー)。
ホームスターは、「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「被害の進行度」によって変わると案内しています(出典:ホームスター)。
駆除ザウルスは、「害獣・害虫の種類」「被害状況」「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「建物の構造」によって変わると案内しています(出典:駆除ザウルス)。
アサンテと駆除ザウルスの料金表示の多くは「〜円から」という最低条件の価格で、条件によって金額が上がる形になっています。
作業の時間帯による差については、各社の公表情報で確認していません。
見積書のどの欄に入るかを聞いて、書面で残しておくことをすすめます。
費用の考え方は費用の考え方で詳しく扱っています。
保証は年数ではなく、点検の時期と回数で比べる
保証は年数だけでなく、点検の回数と時期もあわせて見ておくと比較しやすくなります。
害獣駆除パートナーは、保証期間を最長5年と案内し、対象として「ネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリ」を挙げています。条件は「施工後3カ月以内の再発は無償で何度でも対応、4カ月目から5年以内の再発は1度に限り無償対応、穴塞ぎ工事の破損も5年間無償再施工、年1回(全5回)の定期点検」です(出典:害獣駆除パートナー)。
駆除ザウルスは、保証期間を最長10年と案内し、対象は「害獣・害虫全般」、ただしイタチ・テン・ネズミ・コウモリ・ムクドリ・トコジラミ・シロアリは最長5年と条件づけています(出典:駆除ザウルス)。
アサンテは、保証期間を最長5年と案内し、対象は「シロアリ(エコ割安心プラン)」、条件は「保証期間中に2回(3年目・5年目)の定期点検」です(出典:アサンテ)。
ホームスターは、保証期間を最長5年と案内し、対象は「ハクビシン」、条件は「駆除料金より10〜20%増し」です(出典:ホームスター)。
定期点検がある場合は、点検に立ち会える時間帯を契約時に確認しておくとよいでしょう。
これらは各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
相談のとき、最初に伝える3つ
問い合わせの最初に、次の3つを伝えると話が早く進みます。
音がした日付と時刻帯を数日分、音が聞こえた部屋の位置、立ち会える曜日と時間帯、の3つです。
自治体の事業を使うか業者に頼むかによって、着手までの日数は変わります。
申請の期限とわなの設置期間を、先に確認しておくことをすすめます。
複数社に見積りを取る場合も、同じ3つの情報を同じ形で伝えると、条件を比べやすくなります。
