ペットがいる家で変わるのは、駆除の3工程のどこか
アライグマの駆除作業は、「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3つの工程に分かれます。
このうち侵入口の封鎖を省くと、別の個体が同じ場所から再び入ってくることがあります。
犬や猫を飼っている家では、この3工程それぞれで「ペットが今どこにいるか」を先に決めてから、作業日を組む必要があります。
工程によって、わなの位置、業者が入る部屋、封鎖する開口部が変わるため、ペットの生活動線と重なる部分を工程ごとに洗い出しておくと進めやすくなります。
なお、アライグマは特定外来生物に指定されており、生きたまま運搬・飼養・放出することは禁止されています。
制度や許可の全体像は、アライグマ駆除|許可の要否・自治体の制度・業者の選び方でまとめています。
アライグマは勝手に駆除してもいいですか?|わなを置くなら飼い猫がかかる前提で組む
鳥獣保護管理法により、アライグマを含む対象の鳥獣は、許可なく捕獲・殺傷することができません。
捕獲許可の申請先は、お住まいの市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。
栃木市の場合、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書を提出する必要があり、設置したわなは1日1回以上の見回りが義務づけられています。
栃木市では、対象以外の動物がかかった場合は直ちに放獣するとされています。
許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります。
この手続きは栃木市が公開しているものであり、ほかの市区町村で同じ条件かどうかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、申請の期限とわなの見回り条件を確認してください。
庭や屋外に出る猫・犬がいる家で、わなの設置前に決めておくこと
わなを置く場所と、ペットが日常的に通る場所が重なっていないかを、設置前に確認します。
1日1回以上の見回りを誰が何時に行うかを決め、見回った時刻を記録に残しておくと、万一ペットがかかった場合にも対応が早くなります。
行政のわな設置期間中、ペットの出入りをどう扱うか
町田市は、アライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています。
町田市のわなの設置期間は最長3週間で、延長はできません。
町田市では、消毒と侵入口の封鎖は自己負担になります。
板橋区は、平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っています。
板橋区では、侵入路の封鎖・ふん尿の撤去・消毒は事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります。
これらは町田市と板橋区の事業であり、ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、対象になる動物と自己負担になる作業の範囲を確認してください。
わなの設置を申し込む時点で、飼っている動物の種類と、屋外に出る習慣があるかを担当課に伝えておくと、設置期間中の調整がしやすくなります。
自治体ごとの制度の調べ方は、自治体の制度で確認できます。
清掃・消毒の日、ペットをどこに置くかを見積りの段階で決める
町田市・板橋区のいずれも、消毒は事業の対象外で、自分で業者に依頼する作業になります。
アライグマ駆除を安全に進めるには、依頼する前に作業の範囲を確認しておく必要があります。
どの部屋を対象にするか、屋根裏や天井裏のどこまで清掃・消毒するかを、見積りの段階で確認します。
作業の所要時間と時間帯を確認し、その間ペットを別の部屋や屋外のどこに移すかを事前に決めておきます。
作業当日に立ち会う人を決め、ペットが作業区画に入らないようにする方法を業者と共有しておくと、当日の混乱を減らせます。
侵入口の封鎖は、ペットの出入り口とまとめて確認する
侵入口の封鎖をしないと、別の個体が同じ場所から再び入ってくることがあります。
なお、中にアライグマがいる状態で封鎖すると閉じ込めになるため、出ていったことを確認してから塞ぐ必要があります。
駆除ザウルスは、料金が「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「被害状況」「建物の構造」によって変わると自社サイトで案内しています。
現地調査のときには、封鎖の対象に挙がった開口部の中に、ペットが使っている出入り口や換気口が含まれていないかを一緒に確認します。
封鎖した箇所の位置は、書面か写真で残してもらうと、後日の点検で同じ場所を確認できます。
アライグマが来なくなる方法はありますか?|屋外のペットフードと容器の置き方
アライグマは前足が器用で、戸や容器を開けることがあります。
屋外に置いたペットフードの容器や保管容器なども、開けられる可能性があります。
屋外で給餌している場合は、食べ残しをその場に残さず、保管容器は屋内に移すか、開けられない構造のものに変えることが対策になります。
ただし、餌の管理だけでは侵入そのものは止まらず、侵入口の封鎖をしないと再発します。
アライグマの見た目の特徴は、アライグマとは|特徴と見つけたときの対応で確認できます。
業者に相談するとき、ペットがいることを最初に伝える
ここに挙げた業者の情報は、各社が自社サイトで公表している内容で、当サイトが依頼して確かめたものではありません。
害獣駆除パートナーは、料金表示の対象にアライグマを挙げ、保証期間を最長5年と案内しています。
保証の条件は「施工後3カ月以内に再発した場合は無償で何度でも対応、4カ月目から5年以内に再発した場合は1度に限り無償にて対応」とされています。
駆除ザウルスは、料金表示の対象にアライグマを挙げ、保証期間を最長10年(イタチ・テン・ネズミ・コウモリ・ムクドリ・トコジラミ・シロアリは最長5年)と案内しており、建物の構造等により前後することがあるとしています。
害獣駆除パートナーと駆除ザウルスは、いずれも現地調査を無料と案内しています。
アライグマ駆除を依頼する際は、問い合わせの最初に、飼っている動物の種類・頭数・普段いる部屋・屋外に出るかどうかを伝えておくと、相談や見積りの精度が上がります。
町田市は、民間業者の相談先として公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
業者選びの考え方はいい業者の見つけ方、複数社の条件を見比べたい場合は駆除業者の比較を参考にしてください。
猫・犬以外にイタチ駆除でもペットの進め方が変わる点があり、イタチ駆除とペット|飼育中の家で進め方が変わる点にまとめています。
自分でできる範囲と業者に頼む範囲の全体像は、害獣駆除とは|自分でできる範囲と業者の選び方で確認できます。
