ハクビシン駆除が高く見えるのは、表示価格が「最低条件の価格」だから
アサンテは、料金表示の多くが「〜円から」という最低条件の価格で、条件によって金額が上がる形になっていると自社サイトで案内している。
駆除ザウルスも同様に、料金表示の多くが「〜円から」という最低条件の価格だと自社サイトで案内している。
つまりサイトに出ている数字は出発点で、現地調査のあとに出る見積額とは別のものになる。
ここで挙げるアサンテ、害獣駆除パートナー、ホームスター、駆除ザウルスの情報は、各社が自社サイトで公表している内容であり、当サイトが依頼して確かめたものではない。
この4社はいずれも現地調査を無料と自社サイトで案内しているため、金額の根拠は調査後に確認できる。
費用の考え方全体は費用の考え方で、ハクビシンの見分け方や駆除の全体像はハクビシンの見分け方と駆除で扱っている。
金額を動かす条件は、4社の公表情報でほぼ共通している
アサンテは、料金が「建物の広さ(面積)」「状況による追加料金の有無」によって変わると案内している。
害獣駆除パートナーは、料金が「作業面積」「被害の状況(小被害〜大被害)」によって変わると案内している。
ホームスターは、料金が「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「被害の進行度」によって変わると案内している。
駆除ザウルスは、料金が「害獣・害虫の種類」「被害状況」「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「建物の構造」によって変わると案内している。
4社に共通するのは「広さ」と「被害の状況」で、ホームスターと駆除ザウルスはさらに侵入口の箇所数を挙げている。
見積りが高いと感じたら、この4項目が自分の家でどう判定されたのかを業者に確認する。
清掃・消毒と封鎖が、見積額に乗ってくる
駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれ、封鎖をしないと再発する。
ホームスターは、出入り口のブロック処理、殺菌・消毒工事、殺虫処理、消臭処理をそれぞれオプションとして料金表示の対象に挙げている。
追い出しだけの金額と、清掃・消毒・封鎖まで含んだ金額を並べると、後者が高くなる。
2社の見積りを比べるときは、どの工程までが含まれているかをそろえないと高い安いの判断ができない。
ハクビシンは同じ場所に排泄する習性(ためフン)があり、天井のシミや悪臭の原因になるため、清掃・消毒が必要になる。
工程ごとの手順はハクビシン駆除の流れ|相談から封鎖・再発防止まで全工程で扱っている。
ハクビシンの体と習性が、作業量を押し上げる
頭から尾の先までの長さは90〜110センチで、足が短い(町田市)。
害獣のなかでは大型に分類される(害獣対策の窓口)。
国立環境研究所は頭胴長をメス61センチ・オス66センチ、尾長40センチ、体重約3キロとしている。
農林水産省は、幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間があれば屋内に侵入できるとしている。
前肢・後肢とも丸形の5本指で分厚い肉球を持ち、これを押し付けて挟むように上り下りするため、雨樋のような滑らかな柱でも登れる(農林水産省)。
農林水産省は、昭和30年代中頃から40年代後半に建築された建物で侵入率が最も高いとしている。
天井裏で出産・育児をする場合がある。農林水産省は出産期を3〜11月と推定し、ほぼ年間を通じて繁殖するとしている。
封鎖すべき開口部の数と高さ、建物の築年が、作業量と見積額に直結する。
ハクビシンは昼間どこにいる?
夜行性で、日中は天井裏などで休む。
国立環境研究所は、昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩するとしている。
現地調査は、この日中のねぐらと侵入口を探す作業になるため、屋根裏や床下に入る前提で見積りが組まれる。
「100万」という数字を見たときに確認すること
提示額が想定を大きく超えたときは、各社が公表している「広さ」「被害の状況」「侵入口の箇所数」「建物の構造」のどれが効いてその額になったのかを、項目ごとに説明してもらう。
現地調査なしで出た金額か、調査のうえで出た金額かを分ける。4社はいずれも現地調査を無料と自社サイトで案内している。
見積書で、3工程のうちどこまでが含まれ、どこからがオプションかを確認する。
保証を付けた分が乗っている場合がある。ホームスターは保証の条件を「駆除料金より10〜20%増し」と案内している。
高いからといって自分で捕獲する方向に進むと法律に触れる。東京都は、許可のない捕獲は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になると案内している。
許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性がある(栃木市)。
保証は年数ではなく条件で比べる
アサンテは保証期間を最長5年と案内し、対象を「シロアリ(エコ割安心プラン)」、条件を「保証期間中に2回(3年目および5年目)の定期点検を受けること」としている。
害獣駆除パートナーは保証期間を最長5年と案内し、対象を「ネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリ」としている。
条件は「施工後3カ月以内に再発した場合は無償で何度でも対応。4カ月目から5年以内に再発した場合は1度に限り無償で対応。穴塞ぎ工事が破損した場合も5年間無償で再施工。5年間、年1回(全5回)の定期点検を実施」としている。
ホームスターは保証期間を最長5年と案内し、対象を「ハクビシン」、条件を「駆除料金より10〜20%増し」としている。
駆除ザウルスは保証期間を最長10年と案内し、対象を「害獣・害虫全般」としている。イタチ、テン、ネズミ、コウモリ、ムクドリ、トコジラミ、シロアリは最長5年の保証期間とされる。
年数が同じでも、ハクビシンが対象に入っているか、再発時に何回まで無償か、点検が義務か、保証が有料かで中身が違う。
自治体の捕獲事業を使っても、自己負担が残る
町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っている。
ただし消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできない。
町田市は民間業者の相談先として公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内している。
板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っているが、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要がある。
目黒区は箱わなの貸出と捕獲動物の回収費用を負担するが、糞尿の清掃・消毒と侵入口の封鎖は自己負担。区内在住・糞尿被害の実在・立会いが条件で、年度1回限り。
上尾市は、屋内への住み着き等で市が対応できない場合、防除業者への相談が必要で費用は自己負担と明記している。
つまり捕獲が無料でも、見積額の大きい清掃・消毒と封鎖はそのまま残る。
ここに挙げたのは町田市・板橋区・目黒区・上尾市の事業で、ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していない。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認する。自治体の制度や、条件を満たせば下がる範囲はハクビシン駆除を安く|料金が動く条件と自治体制度で下がる範囲で扱っている。
ハクビシンが怖がるものは何ですか?
唐辛子に含まれるカプサイシンの匂いを嫌う傾向があるとされ、これを使った忌避剤が市販されている(害獣対策の窓口)。
超音波装置は、1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があると、駆除業者自身が案内している。
超音波が届く範囲には限界があり、1か所に置くだけでは足りない場合があると案内されている。
装置によって対象の動物が異なるため、ハクビシンに有効かどうかを事前に確認する必要がある。
忌避で出ていっても、侵入口の封鎖をしなければ再発する。
グッズ代を足しても、封鎖の工程はそのまま残る。
高いと感じたら、条件をそろえて複数社に出してもらう
比べるときにそろえる条件は、対象の工程(追い出し・捕獲/清掃・消毒/封鎖)、封鎖する侵入口の箇所数、作業面積、保証の対象動物と年数と条件の5点になる。
この5点がそろっていない見積りどうしを金額だけで比べても、高い安いの判断にはならない。
現地調査はアサンテ、害獣駆除パートナー、ホームスター、駆除ザウルスがいずれも無料と自社サイトで案内している。
賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによるため、依頼前に連絡する。
屋根裏の音が動物とは限らない。木造住宅では冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に木材の軋み音が数年にわたり生じることがあり、天井のシミが室内外の温度差による結露の場合もある(住まいるダイヤル)。
住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、電話・専門家相談を無料で受け付けている。音の正体を絞りたい場合は屋根裏で音がする。正体を音から絞るを確認してほしい。
業者選びの確認点はハクビシン駆除業者の選び方|見積りと保証で比べる確認点、優良業者の見分け方はハクビシン駆除の優良業者はどう見分けるか、複数社の比較は駆除業者の比較で扱っている。
