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ハクビシンが屋根裏にいる時|音の確認から追い出しと封鎖まで

ハクビシン(生成画像)
生成した画像です。撮影した写真ではありません。 見分けの根拠は、本文とその出典のほうにあります。

ハクビシンが屋根裏にいるとうるさいですか? 聞こえる音と時間帯

ハクビシンは夜行性で、日中は天井裏などで休みます。

国立環境研究所も、昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩するとしています。

そのため、人が寝静まった夜間に物音や足音が聞こえ、昼間は静かになりやすいという聞こえ方の特徴があります。

全長は約90〜140センチで、害獣のなかでは大型に分類されます(害獣対策の窓口)。

頭から尾の先まで90〜110センチ、足が短い体型とされています(町田市)。

国立環境研究所は、頭胴長をメス61センチ・オス66センチ、尾長40センチ、体重約3キロとしています。

頭胴長(頭から胴まで。尾は含まない)
ハクビシン オス66センチ
ハクビシン メス61センチ
070センチ
数値は国立環境研究所の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

天井裏で出産・育児をする場合があり(農林水産省)、産子数は1〜4頭です(国立環境研究所)。

子がいる時期は、物音が増えて感じられることもあります。

屋根裏の被害全体を知りたい方は、ハクビシンの見分け方と駆除もあわせてご覧ください。

その音、動物ではない可能性も先に確かめる

屋根裏の音が、動物ではない可能性もあります。

木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがあります(住まいるダイヤル)。

この軋み音は必ずしも施工上の瑕疵ではなく、木材の自然な性質による可能性があるとされます。

マンションでは、給排水管のウォーターハンマー音や、ポンプ・エレベーターの振動が固体伝搬音として聞こえる例が報告されています。

天井のシミや水音も、雨漏りではなく室内外の温度差による結露が原因の場合があります。

住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています。

音だけで判断がつかないときは、屋根裏で音がする。正体を音から絞るもあわせて確認してください。

屋根裏にいるのがハクビシンかを、姿とフンで確かめる

姿とフンの特徴から、ハクビシンかどうかを確かめられます。

顔の中央に、鼻から額にかけて白い線が通ります。

体色は灰褐色で、顔面と四肢の下部は黒褐色です(国立環境研究所)。

前肢・後肢とも丸形の5本指で、分厚い肉球を持ちます(農林水産省)。

同じ場所に排泄する「ためフン」の習性があり、ねぐらのほか通路上の側溝や溜まり水にも糞をする場合があります(国立環境研究所)。

家屋に侵入して糞尿を排泄するため、天井のシミ汚れや異臭が生じる場合が多いとされています(環境省生物多様性センター)。

分類は哺乳綱 食肉目(ネコ目)ジャコウネコ科、学名はPaguma larvataです(国立環境研究所 侵入生物データベース)。

フンの特徴から絞り込みたい方は、フンがあるもご覧ください。

似た動物と迷ったとき

テン・イタチや、アナグマと見分けに迷う場合もあります。

テン・イタチとハクビシンの見分け方、アナグマとハクビシンの見分け方で、それぞれの特徴を確認できます。

屋根裏の様子を見てから判断したい方は、ハクビシンを見つけたらもご覧ください。

ハクビシンの何がやばいのですか? 屋根裏に棲みつくと起きること

ためフンにより天井にシミができ、悪臭の原因になります。

天井裏で出産・育児をする場合があり、生後3か月で成獣と同程度の体重になります(農林水産省)。

明確な縄張りを持たず、複数のねぐらを他個体と共同または時間差で使うことがあります(農林水産省)。

ノミやダニが付いており、それらが媒介する病気があるとされています(農林水産省)。

東京都環境局は、アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症として、レプトスピラ症、E型肝炎、サルモネラ感染症、疥癬などを挙げています。

体調に不安があるときは、医療機関を受診してください。

被害報告は年々増加しており、被害発生地域は都市部で拡大しているとされます(環境省生物多様性センター)。

2018年時点で、北海道・山口県・九州沖縄地方の計10道県を除く37都府県で生息分布情報が得られています(環境省)。

ハクビシンは屋根裏のどこから入るのか

農林水産省は、幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間があれば屋内に侵入できるとしています。

入れる隙間の大きさ
ハクビシン(幅)6センチ
ハクビシン(高さ)12センチ
015センチ
数値は農林水産省の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

一辺8センチの正方形、直径9センチの円形の開口部から侵入できるとする業者の案内もあります(害獣駆除専門業者ホームスター)。

通風口などから住居内へ侵入する場合が多く、壁の隙間の有無が侵入されやすさに影響します(農林水産省)。

木登りが得意で、屋根や電線から侵入します。

分厚い肉球を押し付けて挟むように上り下りするため、雨樋のような滑らかな柱でも登れます(農林水産省)。

農林水産省は、昭和30年代中頃から40年代後半に建築された建物で侵入率が最も高いとしています。

ハクビシンを屋根裏から撃退するにはどうしたらいいですか?

駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれます。

封鎖をしないと再発します。

超音波装置は、1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があると、駆除業者自身が案内しています(害獣対策の窓口)。

超音波が届く範囲には限界があり、1か所に置くだけでは足りない場合があると案内されています(害獣対策の窓口)。

装置によって対象の動物が異なるため、ハクビシンに有効かどうかを事前に確認する必要があります(害獣対策の窓口)。

唐辛子に含まれるカプサイシンの匂いを嫌う傾向があるとされ、これを使った忌避剤が市販されています(害獣対策の窓口)。

ここまでは3工程のうち最初の「追い出し」にあたります。

ここで作業を終えると、戻られることがあります。

追い出したあとの清掃・消毒と、侵入口の封鎖

追い出しのあとには、「清掃・消毒」と「侵入口の封鎖」が残っています。

ためフンの習性があるため、糞尿が溜まった場所の清掃と消毒が必要になります。

封鎖の目安は、農林水産省が示す幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間です。

通風口など、侵入に使われやすい開口部を確認したうえで塞ぎます(農林水産省)。

中にまだハクビシンがいる状態で塞ぐと、閉じ込めになります。出ていったことを確認してから塞いでください。

複数のねぐらを他個体と時間差で使うことがあるため(農林水産省)、1頭を追い出して終わりにならない場合があります。

町田市・板橋区・目黒区の捕獲事業では、清掃・消毒と侵入口の封鎖は対象外で、自己負担になっています(町田市・板橋区・目黒区)。

費用の考え方は費用の考え方を参考にしてください。

自分で捕まえてよいのか ハクビシンと法律

鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。

ハクビシンは鳥獣保護管理法上の狩猟鳥獣(獣類)に指定されています(環境省)。

狩猟鳥獣であることは、誰でも自由に捕まえてよいという意味ではありません。

捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。

東京都は、許可のない捕獲は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になると案内しています。

都内の申請先は23区内が東京都環境局、多摩地区が東京都多摩環境事務所です(東京都環境局)。

栃木市では捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要で、わなは1日1回以上の見回りが義務づけられています。

対象以外の動物がかかった場合は、直ちに放獣します(栃木市)。

許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります(栃木市)。

上尾市は、ハクビシンは被害がある場合のみ捕獲許可の対象で、目撃のみでは捕獲できないとしています(上尾市)。

特定外来生物ではないが、外来種として扱われている

ハクビシンは特定外来生物に指定されていません。

環境省の特定外来生物等一覧に記載がありません。

政府は、現行の基本方針上、ハクビシンを特定外来生物に指定することは考えていないと答弁しています(衆議院 答弁書 2019年5月31日)。

2015年公表の生態系被害防止外来種リストでは、重点対策外来種として掲載されています(環境省生物多様性センター)。

遺伝子解析の結果、日本のハクビシンは台湾などから入ってきた外来種と結論づけられています(環境省生物多様性センター)。

アライグマは特定外来生物に指定されており、生きたままの運搬・飼養・放出が禁止されています。

屋根裏の動物がアライグマだった場合は、扱いが変わります。

自治体の捕獲事業でどこまで頼めるか

町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています。

ただし消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできません(町田市)。

板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っています。

侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります(板橋区)。

目黒区は箱わなの貸出と捕獲動物の回収費用を負担しますが、糞尿の清掃・消毒と侵入口の封鎖は自己負担です。

区内在住・糞尿被害の実在・立会いが条件で、年度1回限りです(目黒区)。

横浜市は住居内への侵入被害に限り、市契約業者による捕獲・回収を無料で行います。

庭での目撃や池の被害は対象外で、一人当たり2週間まで、年1回限りです(横浜市)。

船橋市はアライグマ・ハクビシン限定の捕獲用ワナを無料貸出しし、設置期間は最大8週間です(船橋市)。

千葉市は生活被害を受けた人を対象に箱ワナを貸し出し、貸出期間は原則設置日から1か月間です(千葉市)。

狛江市の箱わな貸出は、1日1回以上の見回りが条件で、貸出期間は原則3週間です(狛江市)。

戸田市は箱わなによる捕獲を無料で実施しますが、初回設置時を除きエサは利用者が用意します(戸田市)。

八王子市は獣害対策課がアライグマ・ハクビシン捕獲用の箱わなを貸し出しています(八王子市)。

上尾市は、屋内への住み着き等で市が対応できない場合、防除業者への相談が必要で費用は自己負担と明記しています(上尾市)。

ここで挙げたのは町田市・板橋区・目黒区・横浜市・船橋市・千葉市・狛江市・戸田市・八王子市・上尾市の事業です。

ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。

お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。

自治体の制度もあわせてご覧ください。

ハクビシンが屋根裏に侵入しやすい時期はいつですか?

農林水産省は繁殖期を1〜9月、出産期を3〜11月と推定し、ほぼ年間を通じて繁殖するとしています。

国立環境研究所は出産期を3〜12月、産子数を1〜4頭としています。

出産期が長いため、子がいる状態で見つかることがあります。

子育て中は、追い出しの難度が上がります。

生後3か月で成獣とほぼ同じ体格になるため、鳴き声や足音が急に増えたように感じる時期もあります(農林水産省)。

雑食性で果実や種子を好み、昆虫類、魚類、残飯等も食べます(国立環境研究所)。

業者に頼むときに確認すること

見積もりに「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程が含まれているかを確認してください。

封鎖をしないと再発します。

自治体の捕獲事業を使った場合でも、清掃・消毒と封鎖が自己負担として残る例があります(町田市・板橋区・目黒区)。

賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによるため、着手前に確認してください。

町田市は民間業者の相談先として、公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。

良い業者を見極めたい方は、いい業者の見つけ方を参考にしてください。

費用の考え方は費用の考え方にまとめています。

種類の特定には、屋根裏や侵入口の確認が必要です。

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出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-10-06。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

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