オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に分類される小型の動物です。
本州の東北から中部地方北部の山岳・高山地帯に生息するとされ、住宅街で日常的に見かける動物ではありません。
鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲・殺傷することはできません。
見分け方や全体像を先に知りたい方は害獣とは|住まいに出る動物の一覧と法律で決まる扱いの違いもあわせてご覧ください。
オコジョとはどんな動物か|イタチ科・体の大きさ・季節で変わる毛色
オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に分類される動物です(出典:岐阜県)。
体の大きさについては、資料によって数値が異なります。
岐阜県は頭胴長16〜18センチ、尾長5〜13センチ、体重80〜105グラムとしています。
一方、長野県山ノ内町の資料では体長15〜20センチ、体重160〜200グラムとされており、岐阜県の数値と食い違いがあります。
どちらか一方だけを唯一の基準にせず、出典名とセットで読むことが大切です。
毛色にも季節による変化があります。
夏は背面が茶褐色、腹面が白色という2色の配色になりますが、冬は全身が白色に変わります(出典:岐阜県)。
尾の先端だけは、季節を問わず黒色のままです(出典:環境省)。
イタチ科の分類全体については、イタチ科とは|ネコ目の分類と日本にいる仲間で整理しています。
冬に全身が白くなり、尾の先だけ黒く残る
「オコジョ 白」「オコジョ 冬」と調べる方が見ているのは、季節による毛色の変化です。
夏のオコジョは、背面が茶褐色、腹面が白色という2色の配色になります(出典:岐阜県)。
冬になると、この配色は全身白色へと変わります(出典:岐阜県)。
ただし、尾の先端の黒色だけは季節が変わっても残ります(出典:環境省)。
つまり、同じ個体であっても、見た時期によって印象が大きく変わるということです。
夏に見た茶褐色の個体と、冬に見た真っ白な個体が、同じ種類の動物である場合があります。
尾の先の黒色は季節を問わず確認できるため、見分けの手がかりとして資料に挙げられています。
オコジョはどこにいる?|山地帯から高山帯という生息環境
オコジョが生息するのは、山地帯から高山帯です(出典:岐阜県)。
分布としては、本州の東北から中部地方北部の山岳・高山地帯が資料に挙げられています(出典:山ノ内町)。
長野県では、ホンドオコジョが県指定天然記念物として扱われています(1975年11月4日指定/出典:山ノ内町)。
住まいの周辺で似たような動物を見かけた場合、まず確認したいのは、自分のいる場所がこの分布・標高に当たるかどうかです。
平地の住宅街や市街地は、資料に挙げられている生息環境とは異なる場合が多いです。
その場合、見かけた動物がオコジョ以外の可能性も考えられます。
大きさや毛色、尾の特徴から1匹の正体を絞る手順は、オコジョ・テン・イタチの違いと見分け方で扱っています。
日本にはオコジョはいますか?|ホンドオコジョとエゾオコジョ
日本に生息するオコジョとして、環境省の資料にはホンドオコジョ、エゾオコジョという2つの名前が挙げられています。
このうちホンドオコジョ・エゾオコジョは、いずれも環境省レッドリスト2020で準絶滅危惧とされています。
ホンドオコジョについては、長野県の県指定天然記念物にも指定されています(1975年11月4日指定/出典:山ノ内町)。
分布として資料に挙げられているのは、本州の東北から中部地方北部の山岳・高山地帯です(出典:山ノ内町)。
この2つの名前は、生息する地域によって区別されているものとされています。
いずれの名前であっても、鳥獣保護管理法の対象であることに変わりはありません。
オコジョは絶滅危惧種ですか?|準絶滅危惧という位置づけ
環境省レッドリスト2020では、ホンドオコジョ・エゾオコジョはいずれも準絶滅危惧とされています。
ホンドオコジョは、長野県の県指定天然記念物にも指定されています(1975年11月4日指定)。
鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
さらに、環境省の現行の狩猟鳥獣20種の一覧に、オコジョとイイズナは含まれていません。
狩猟鳥獣に含まれていないということは、誰でも自由に捕まえてよい動物ではないということです。
準絶滅危惧という位置づけと、天然記念物としての指定、そして鳥獣保護管理法の制限が重なっています。
これらの事実が、住まいの周辺で見かけたときに「捕まえる」という選択肢を取れない理由になっています。
オコジョはペットとして飼えますか?
鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。
環境省の現行の狩猟鳥獣20種の一覧に、オコジョとイイズナは含まれていません。
許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります(出典:栃木市)。
加えて、ホンドオコジョは長野県の県指定天然記念物であり、環境省レッドリスト2020では準絶滅危惧とされています。
山で見かけた個体を連れ帰りたいと考えた場合でも、まず市区町村または都道府県の担当課に確認することが必要です。
自治体の制度全般については、自治体の制度でも確認できます。
オコジョとイタチの違いは何ですか?
オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に分類される動物で、イタチと同じイタチ科の仲間です(出典:岐阜県)。
大きさは、岐阜県が頭胴長16〜18センチ、体重80〜105グラム、山ノ内町が体長15〜20センチ、体重160〜200グラムとしており、資料によって幅があります。
毛色は、夏に背面が茶褐色・腹面が白色、冬は全身が白色になります(出典:岐阜県)。
尾の先端は、季節を問わず黒色のままです(出典:環境省)。
分布として挙げられているのは本州の東北から中部地方北部の山岳・高山地帯で、生息環境は山地帯から高山帯です。
イタチとの詳しい見分け方や、大きさ・毛色・尾を使った手順は、オコジョ・テン・イタチの違いと見分け方にまとめています。
「オコジョは怖い」と調べる人が見ている数値|体の大きさと出会う場所
岐阜県の数値では、頭胴長16〜18センチ、尾長5〜13センチ、体重80〜105グラムとされています。
一方、山ノ内町の数値では体長15〜20センチ、体重160〜200グラムとされ、資料によって幅があります。
生息環境は山地帯から高山帯(出典:岐阜県)、分布として挙げられているのは本州の東北から中部地方北部の山岳・高山地帯です(出典:山ノ内町)。
数値だけを見ると、どちらの資料でも体重は200グラムに届かない小柄な動物です。
出会った場合でも、鳥獣保護管理法により対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません。
もし動物に触れて傷を負った場合は、速やかに医療機関を受診してください。
わなにオコジョが入ってしまったら|栃木市が示している手続きと見回り
栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要とされています(出典:栃木市)。
わなを設置した場合、栃木市では1日1回以上の見回りが義務づけられています(出典:栃木市)。
対象以外の動物がかかった場合は、直ちに放獣するとされています(出典:栃木市)。
アライグマやハクビシンを狙ったわなに、オコジョのような別の動物が入ってしまう場面は実際に起こり得ます。
許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性があります(出典:栃木市)。
ここに書いた手続きは栃木市のものです。
ほかの市区町村に同じ決まりがあるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。
山ではなく住まいで動物に困っているときの進め方と相談先
駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれます。
封鎖をしないと、同じ場所から再び動物が入り込む場合があります。
町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています。
消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできません(出典:町田市)。
板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っていますが、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外です(出典:板橋区)。
これらは自分で業者へ依頼する必要があります。
町田市は民間業者の相談先として、公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。
ここで挙げた事業は町田市と板橋区のものです。
ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。
お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。
賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによります。
屋根裏の音の正体から調べたい方は屋根裏で音がする。正体を音から絞る、信頼できる業者を探す際はいい業者の見つけ方もご覧ください。