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イタチ科とは|ネコ目の分類と日本にいる仲間・家に出る種

イタチ(生成画像)
生成した画像です。撮影した写真ではありません。 見分けの根拠は、本文とその出典のほうにあります。

イタチは何科?|食肉目(ネコ目)イタチ科という位置づけ

国立環境研究所の侵入生物データベースでは、イタチは哺乳綱 食肉目(ネコ目) イタチ科に分類されている。

「ネコ目」は目(もく)の名前で、イタチ科はその下にある科にあたる。

分類の階層としては、目があり、その中に科があり、科の中に種がある、という順になる。

この記事では、科の位置づけに加えて、家に出ている個体がイタチ科のどの種かによって対応が変わるところまで扱う。

イタチはネコ科ですか?|ネコ目とネコ科は別の段

国立環境研究所の分類では、イタチは食肉目(ネコ目)イタチ科とされている。

目の名前に「ネコ」が入っていることと、ネコ科であることは別の段の話になる。

イタチには「イタチ科」という科の名前があり、これ自体がイタチの所属する科の答えになる。

ネコ科ではなく、イタチ科というまとまりに入っている動物だと理解しておけば十分だ。

イタチ科にはどんな動物がいる?|住まいで名前の挙がる仲間

ここで取り上げるのは、住まいに出たときに名前が挙がるイタチ科の動物にしぼっている。

ニホンイタチは、オスが頭胴長27〜37センチ・体重290〜650グラム、メスは頭胴長16〜25センチ・体重115〜175グラムと、メスがオスより大幅に小さい(国立環境研究所)。

自治体の案内では種を区別せず、体長30〜40センチ程度と説明されることが多い(大阪市住吉区、北九州市)。

テン・アナグマ・オコジョについても、それぞれの資料にある体の大きさと毛色の範囲で紹介する。

見分けの具体的な手順は別記事にまとめてある。

イタチに似た動物、オコジョ・テン・イタチの違いと見分け方も参考にしてほしい。

科の全体像を先に知りたい方はイタチの見分け方と駆除も確認できる。

イタチ|胴が細長く、3センチの隙間を通る

イタチは胴が細長く、直径3センチ程度の隙間から侵入できる。

大阪府は3センチメートル四方の穴から出入りできると案内し、大阪市住吉区は3センチメートル(500円玉大)の隙間と説明している。

この小ささが、侵入経路の点検で見落とされやすい理由になる。

入れる隙間の大きさ
イタチ3センチ
05センチ
数値は大阪府の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

テン・アナグマ・オコジョ|イタチと並べて名前が出る動物

テンは、ホンドテンが頭胴長45センチ・尾長19センチ・体重1.1〜1.5キロとされ(国立環境研究所)、ニホンイタチのオスより明確に大きい。

夏は褐色で、冬は鮮やかな黄色の「キテン」と灰褐色のままの「スステン」に分かれる(国土交通省 太田川河川事務所)。

アナグマは鼻先から尾の先まで60〜90センチ・体重4〜15キロで、顔は全体的に白く目の下に黒い模様がある(農林水産省)。

鼻筋が白い点でハクビシンに間違われることが多いとされる(農林水産省)。

オコジョはネコ目イタチ科に分類され(岐阜県)、頭胴長16〜18センチ・尾長5〜13センチ・体重80〜105グラムとされる一方、山ノ内町では体長15〜20センチ・体重160〜200グラムと数値が食い違う。

夏は背面が茶褐色で腹面が白色、冬は全身が白色になるが、尾の先端は季節を問わず黒色のままとされる(環境省)。

それぞれの詳しい見分けはテンとイタチの違いとオコジョ・テン・イタチの違いと見分け方にある。

頭胴長(頭から胴まで。尾は含まない)
ニホンイタチ オス27〜37センチ
ニホンイタチ メス16〜25センチ
チョウセンイタチ オス28〜39センチ
ハクビシン オス66センチ
ハクビシン メス61センチ
テン(ホンドテン)45センチ
070センチ
数値は国立環境研究所の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

ハクビシンはイタチ科ですか?|分類と、家での扱われ方の違い

国立環境研究所の分類では、ハクビシンは哺乳綱 食肉目(ネコ目) ジャコウネコ科に属するとされている。

ネコ目まではイタチと同じだが、科の段階で分かれる。

イタチは胴が細長く、直径3センチ程度の隙間から侵入する(大阪府・大阪市住吉区)。

一方でハクビシンは、幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間があれば屋内に侵入できるとされ(農林水産省)、体の大きさも通れる隙間も異なる。

屋根裏に出た動物がイタチかハクビシンかで、読むべき記事が変わる。

見分けに迷う場合はハクビシンに似た動物11種、ハクビシン側の対応はハクビシンの見分け方と駆除にまとめてある。

入れる隙間の大きさ
ハクビシン(幅)6センチ
ハクビシン(高さ)12センチ
015センチ
数値は農林水産省の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

イタチを見分ける方法は?|ニホンイタチとチョウセンイタチ

尾長が頭胴長の半分以上ある個体は、チョウセンイタチと判別される(環境省)。

毛色は、ニホンイタチが茶褐色〜赤褐色、チョウセンイタチはやや褐色がかった山吹色とされる(環境省)。

体の大きさでは、チョウセンイタチのオスが頭胴長28〜39センチ・体重650〜820グラム(国立環境研究所)で、ニホンイタチのオス(頭胴長27〜37センチ・体重290〜650グラム)より一回り大きい。

ただし、ニホンイタチはメスが頭胴長16〜25センチと小さく、同じ種でも性別で大きさが大きく違う。

そのため、大きさだけでは種を決めきれない。

尾の割合と毛色をあわせて見る必要がある。

チョウセンイタチについて詳しくはシベリアイタチとはにまとめてある。

日本のイタチ科はどこにいる|分布でまず候補が絞れる

ニホンイタチの自然分布は本州・四国・九州で、北海道へは1880年代に移入された(国立環境研究所)。

チョウセンイタチは、福井・岐阜・愛知以西の、沖縄を除く西日本に分布する(国立環境研究所)。

チョウセンイタチは「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されている(国立環境研究所)。

住んでいる地域から、どちらの可能性が高いかを先に絞ることができる。

西日本であればチョウセンイタチの可能性も含めて考え、見分けの項目と照らし合わせるとよい。

イタチ科の動物は何を食べ、いつ動くか|資料ごとに違う記述

国立環境研究所は、ニホンイタチがカエル、ネズミ類、鳥類、昆虫類、甲殻類、魚類を食べるとしている。

チョウセンイタチの食性には、さらに果実類が挙げられている(国立環境研究所)。

大阪府はイタチの主食をネズミ・鳥類・昆虫などの動物食とし、東大阪市は雑食性としてネズミや小鳥の卵・ヒナ、カエル、昆虫類を好むとしている。

夜行性とする自治体が多い(南あわじ市、北九州市)一方、東大阪市は1年中活動し、都市部では昼夜とも活動すると案内している。

音がする時間帯だけで正体を決めることはできない。

出産期についても、堺市は4月頃〜8月頃で年1回5〜6頭、南あわじ市は3月〜5月頃としており、出典ごとに説明が食い違っている。

家に入るイタチ科|3センチの隙間と、断熱材の中の巣

大東市は3センチ程度の隙間に侵入するとし、3センチ未満の網目の資材を推奨している。

東大阪市は、既存の穴や隙間を巣に使い、屋根裏や床下に住み着くとしている。

大阪府と堺市は、グラスウール断熱材をほぐして営巣・子育てすることがあると案内しており、堺市はそのケースが増えていると説明している。

具体的な封鎖と再発防止の手順はイタチ対策とイタチが来なくなる方法にまとめてある。

イタチ科が住み着くと起きること|騒音・臭気・ノミ

堺市は、天井裏の騒音、糞尿の臭気、台所や店舗への侵入を被害として挙げている。

大阪市住吉区は、天井裏を走り回る騒音と、尿・糞の臭いを被害として挙げている。

南あわじ市は、足音・鳴き声の騒音、建材の破損、排せつ物の悪臭を挙げている。

大東市は、イタチによるノミ被害にも言及している。

イタチは肛門腺から強い臭気を出す。

体調に不安があるときは、医療機関へ相談してほしい。

屋根裏の音が、イタチ科とは限らないとき

木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがある(住まいるダイヤル)。

この軋み音は必ずしも施工上の瑕疵ではなく、木材の自然な性質による可能性があるとされる(住まいるダイヤル)。

マンションでは、給排水管のウォーターハンマー音や、ポンプ・エレベーターの振動が固体伝搬音として聞こえる例も報告されている(住まいるダイヤル)。

天井のシミや水音が雨漏りではなく、室内外の温度差による結露が原因の場合もある(住まいるダイヤル)。

住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、電話・専門家相談を無料で受け付けている(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)。

音の正体を切り分けたい場合は、屋根裏で音がする。正体を音から絞ると音がするも確認してほしい。

同じイタチ科でも、捕獲していいかは種と性別で変わる

鳥獣保護管理法により、対象となる鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができない。

狩猟鳥獣として指定されているのは「イタチ(オス)」である(環境省)。

平成29年9月から、チョウセンイタチのメスのみが狩猟鳥獣に追加指定された(環境省)。

群馬県は、狩猟の対象を「イタチはオスに限る」と明記している。

狩猟鳥獣であっても、住宅の被害を理由に捕獲する場合は市町村長等の許可が要る(大阪府、北九州市、東大阪市)。

許可なく鳥獣を捕獲した場合、鳥獣保護管理法違反として罰則を受ける可能性がある(栃木市)。

なお、ネズミ(クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ)は鳥獣保護管理法の対象外で、自力で駆除できる。

捕獲の許可はどこに出すか|名前の出ている市の条件

捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められる。

栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要で、わなは1日1回以上の見回りが義務づけられ、対象以外の動物がかかった場合は直ちに放獣するとされている。

町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っているが、消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできない。

板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っており、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は区の事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要がある。

ここで挙げたのは栃木市・町田市・板橋区の制度で、ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していない。

お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してほしい。

自治体の制度もあわせて確認するとよい。

町田市は、民間業者の相談先として公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内している。

駆除作業は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれ、封鎖をしないと再発する。

イタチの見分け方と駆除とイタチ駆除|許可の要否・費用が動く条件に、工程ごとの詳しい情報がある。

賃貸住宅の場合、費用負担は管理会社または貸主との取り決めによる。

種類の特定には、屋根裏や侵入口の確認が必要です。

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出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-10-24。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

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