現地調査を依頼

ハクビシン駆除は戸建てで何が変わるか|侵入口・費用・業者

ハクビシン(生成画像)
生成した画像です。撮影した写真ではありません。 見分けの根拠は、本文とその出典のほうにあります。

戸建てでハクビシンが出た場合、駆除は「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程をすべて行わないと再発します。

持ち家では、この3工程の範囲と費用をどこまで行うか、所有者自身が決める立場になります。

ハクビシンは狩猟鳥獣に指定されていますが、許可なく自分で捕獲することはできません。

自治体の捕獲事業を使える場合でも、消毒と封鎖は自己負担になる例があります。

戸建てでハクビシンが出たとき、先に決まっていること

ハクビシンの駆除作業は、「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程に分かれます。

このうち封鎖をしないと、別の個体が同じ侵入口から入り直し、再発します。

賃貸住宅であれば、費用負担は管理会社や貸主との取り決めで決まる部分です。

一方、持ち家の戸建てでは、工程の範囲と費用をどこまで行うか、所有者が自分で決める立場になります。

ハクビシンは鳥獣保護管理法上の狩猟鳥獣に指定されていますが、許可なく自分で捕獲・殺傷することはできません。

後述するとおり、自治体の捕獲事業を利用できる場合でも、消毒と侵入口の封鎖は自己負担になる例があります。

駆除の全体の流れを先に知りたい場合は、ハクビシン駆除の全体像にまとめています。

戸建ては侵入口の候補が多い|屋根・雨樋・通風口から入られる

戸建ては、屋根・雨樋・通風口・壁の隙間など、侵入口になりうる場所がマンションより多い建物です。

農林水産省は、幅6センチ×高さ12センチ程度の隙間があれば屋内に侵入できるとしています。

業者のホームスターは、一辺8センチの正方形、直径9センチの円形の開口部からも侵入できると案内しています。

ハクビシンは前肢・後肢とも丸形の5本指で分厚い肉球を持ち、これを押し付けて挟むように上り下りするため、雨樋のような滑らかな柱でも登れます(農林水産省)。

通風口などから住居内へ侵入する場合が多く、壁の隙間の有無が侵入されやすさに影響するとされています(農林水産省)。

また農林水産省は、昭和30年代中頃から40年代後半に建築された建物で侵入率が最も高いとしています。

木登りが得意で、屋根や電線から侵入することもあります。

入れる隙間の大きさ
ハクビシン(幅)6センチ
ハクビシン(高さ)12センチ
015センチ
数値は農林水産省の公表値です。幅のある行は、その出典が示している範囲です。

通れる隙間の大きさについては、ハクビシンが通れる隙間の大きさで詳しく扱っています。

建物を一周して、見る場所を順に決める

確認は、屋根と軒、雨樋まわり、通風口、壁の隙間という順に見ていくと整理しやすくなります。

6センチ×12センチ以上の開口がないかを、各箇所で確認する観点です。

ただし、高所の確認を無理に行う必要はありません。

地上から見えた範囲を記録しておき、相談時にその内容を伝える形で十分です。

屋根裏での確認や封鎖の進め方は、屋根裏にいる時の確認と封鎖で扱っています。

ハクビシンは昼間どこにいる?

ハクビシンは夜行性で、日中は天井裏などで休みます。

国立環境研究所は、昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩するとしています。

また農林水産省によると、明確な縄張りを持たず、複数のねぐらを他個体と共同または時間差で使うことがあるとされています。

戸建てでは、庭木や隣接する樹木も日中の休憩場所になりえます。

そのため、屋根裏の音が止んでも、住み着きが終わったとは判断できません。

別のねぐらへ移動しただけで、再び戻ってくる場合があります。

屋根裏の音の特徴については、屋根裏の音から正体を絞るでも確認できます。

ハクビシンが寄せる原因は何ですか?

ハクビシンは雑食性で、果実や種子を好み、昆虫類、魚類、残飯なども食べます(国立環境研究所)。

とくに果実を好むため、家庭菜園や果樹の被害も出ます。

戸建ての場合、庭の果樹や家庭菜園、出しっぱなしの生ゴミが餌になりえます。

農林水産省によると、令和5年度の全国の農作物被害額は約3億6500万円、被害面積は約0.3千ヘクタールです。

また農林水産省は繁殖期を1〜9月、出産期を3〜11月と推定し、ほぼ年間を通じて繁殖するとしています。

天井裏で出産・育児をする場合もあるため、音がする時期と繁殖期が重なることは珍しくありません。

ハクビシンが来ないようにするにはどうしたらいいですか?

追い出しただけでは終わりません。

清掃・消毒と侵入口の封鎖まで行わないと、再発します。

まず、餌になるもの、落ちた果実や収穫残り、生ゴミを庭に残さないようにします。

侵入口は6センチ×12センチ程度の隙間でも通られるため、封鎖はこの大きさを基準に考える必要があります。

雨樋のような滑らかな柱も登れるため、地面側だけをふさいでも、屋根側から入られる可能性が残ります。

また、生後3か月で成獣と同程度の体重になるとされています(農林水産省)。

幼獣が天井裏にいる時期に追い出しを行うと、親とはぐれた幼獣が中に居残ることがあります。

封鎖は、中にいる個体がすべて出ていったことを確認してから行います。

ハクビシンが怖がるものは何ですか?

唐辛子に含まれるカプサイシンの匂いを嫌う傾向があるとされ、これを使った忌避剤が市販されています(害獣対策の窓口)。

超音波装置については、1種類の音だけでは慣れてしまう可能性があると、駆除業者自身が案内しています(害獣対策の窓口)。

超音波が届く範囲には限界があり、1か所に置くだけでは足りない場合があるとも案内されています。

さらに、装置によって対象の動物が異なるため、ハクビシンに有効かどうかを事前に確認する必要があります。

忌避剤や音で一時的に離れたとしても、侵入口が開いたままであれば、再び戻られます。

音や忌避グッズの効き方と限界は、音・超音波・グッズの効き方と限界で詳しく扱っています。

戸建てで業者に頼む範囲|どこからが自分で手を出せない作業か

業者に頼める作業は、「追い出し・捕獲」「清掃・消毒」「侵入口の封鎖」の3工程で整理できます。

捕獲には鳥獣保護管理法の許可が必要で、許可なく捕獲した場合は罰則を受ける可能性があります(栃木市)。

ハクビシンには同じ場所に排泄する習性(ためフン)があり、天井のシミや悪臭の原因になります。

環境省生物多様性センターも、家屋侵入により糞尿を排泄するため、天井のシミ汚れや異臭が生じる場合が多いとしています。

そのため、清掃・消毒が工程に入ります。

また農林水産省は、ノミやダニが付いており、それらが媒介する病気があるとしています。

東京都環境局は、アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症として、レプトスピラ症、E型肝炎、サルモネラ感染症、疥癬などを挙げています。

体調に不安がある場合は、医療機関へ相談してください。

屋根の上や高所での作業、天井裏への立ち入りは、自分で行う範囲として想定しにくい作業です。

天井裏での具体的な作業内容は、天井裏で何をするか、相談から施工までの流れは相談から封鎖までの流れで扱っています。

見積りで、戸建ての建物条件のどこが金額を動かすか

ホームスターは、料金が「建物の広さ(平米数)」「侵入口の箇所数」「隙間の大きさ」によって変わると自社サイトで案内しています。

害獣駆除パートナーは、「作業面積」「被害の程度(小被害〜大被害)」によって料金が変わるとしています。

駆除ザウルスは、「建物の広さ」「侵入口の箇所数」「被害状況」「建物の構造」によって変わるとしています。

駆除ザウルスの料金表示の多くは「〜円から」という最低条件の価格で、条件によって金額が上がる形になっています。

ホームスター・害獣駆除パートナー・駆除ザウルスは、いずれも現地調査を無料と案内しています。

戸建ては侵入口の箇所数と建物の広さが見積りに直結するため、現地調査で何か所を封鎖対象としたかを書面で確認することが目安になります。

これらは各社が自社サイトで公表している内容であり、当サイトが依頼して確かめたものではありません。

費用の考え方全般は費用の考え方、業者同士の比較は駆除業者の比較で扱っています。

保証は年数ではなく条件で比べる

害獣駆除パートナーは保証期間を最長5年とし、対象に「ネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリ」を挙げています。

条件は、「施工後3カ月以内に再発した場合は無償で何度でも対応、4カ月目から5年以内に再発した場合は1度に限り無償にて対応」です。

ホームスターは保証期間を最長5年とし、「ハクビシン:5年保証/ネズミ:1年保証」としています。

条件は、「ハクビシンは駆除料金より10〜20%増し、ネズミは駆除料金より30〜50%増し」です。

駆除ザウルスは保証期間を最長10年とし、対象を「全般(イタチ・テン・ネズミ・コウモリ・ムクドリ・トコジラミ・シロアリは最長5年)」としています。

条件は、「建物の構造等により前後することがある」です。

アサンテは保証期間を最長5年としていますが、対象は「シロアリ」です。

年数の長さだけでなく、対象の動物・無償対応の回数・費用が上乗せかどうかを並べて比べる必要があります。

以上は各社の公表情報です。

業者ごとの違いをさらに比べたい場合は、駆除業者の比較も参考にしてください。

自治体の捕獲事業は、戸建ての何をカバーして何を残すか

町田市はアライグマ・ハクビシン防除事業として、わなの設置・捕獲・処分を無料で行っています。

ただし、消毒と侵入口の封鎖は自己負担で、わなの設置期間は最長3週間、延長はできません。

板橋区は平成29年度からハクビシン・アライグマの捕獲駆除事業を行っていますが、侵入路の封鎖、ふん尿の撤去、消毒は事業の対象外で、自分で業者へ依頼する必要があります。

横浜市は住居内への侵入被害に限り、市契約業者による捕獲・回収を無料で行います。

庭での目撃や池の被害は対象外で、一人当たり2週間まで、年1回限りです。

目黒区は箱わなの貸出と捕獲動物の回収費用を負担しますが、糞尿の清掃・消毒と侵入口の封鎖は自己負担です。

区内在住、糞尿被害の実在、立会いが条件で、年度1回限りです。

上尾市は、屋内への住み着き等で市が対応できない場合は防除業者への相談が必要で、費用は自己負担と明記しています。

また、ハクビシンは被害がある場合のみ捕獲許可の対象で、目撃のみでは捕獲できないとしています。

町田市は、民間業者の相談先として公益財団法人東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)を案内しています。

ここで挙げたのは町田市・板橋区・横浜市・目黒区・上尾市の事業です。

ほかの市区町村に同じ事業があるかは確認していません。

お住まいの市区町村の担当課で、対象の動物と条件を確認してください。

自治体の制度は、年度で変わることがあります。

制度の探し方は自治体の制度にまとめています。

自分で箱わなを置く場合に要る手続き

栃木市では、捕獲開始の10日前までに捕獲許可申請書の提出が必要です。

わなは1日1回以上の見回りが義務づけられており、対象以外の動物がかかった場合は直ちに放獣します。

捕獲許可の申請先は市区町村または都道府県の担当課で、被害状況の説明が求められます。

東京都は、許可のない捕獲は1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象になると案内しています。

東京都内の有害鳥獣捕獲許可の申請先は、23区内が東京都環境局、多摩地区が東京都多摩環境事務所です。

戸建ての屋根裏の音は、動物以外でも起きる

木造住宅では、冬の乾燥時や天井裏と室内の温度差が大きい時に、木材の乾燥による軋み音が数年にわたり生じることがあります(住まいるダイヤル)。

この軋み音は必ずしも施工上の瑕疵ではなく、木材の自然な性質による可能性があるとされています。

天井のシミや水音も、雨漏りではなく、室内外の温度差による結露が原因の場合があります。

住まいるダイヤルは国土交通大臣指定の住宅相談窓口で、住宅の不具合に関する電話・専門家相談を無料で受け付けています(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)。

ハクビシンは夜行性で日中は休むため、音が鳴る時間帯を数日記録しておくと、相談時の材料になります。

動物かどうかの見分けを含めて知りたい場合は、ハクビシンの見分け方と駆除も参考にしてください。

種類の特定には、屋根裏や侵入口の確認が必要です。

現地調査を依頼する 提携している駆除業者の受付にご案内します。費用の条件は業者ごとに違うので、各社の表示で確かめてください。当社は駆除作業を行いません。 広告:このリンク先への申し込みで、当社が報酬を受け取ることがあります。 読者のお支払い額が上乗せされることはありません。 当社は駆除作業を行わず、契約は業者との間で直接結ばれます。

出典

本ページは、上記各機関が公表している情報を株式会社ワールドリンクが要約・編集して作成したものです。 原文は各出典をご確認ください。 最終更新 2026-11-03。 制度や費用は変わることがあるため、依頼前に必ず各機関・業者へご確認ください。

現地調査を依頼する

提携業者の受付にご案内します